静岡県議会議員 野崎正蔵(のざきしょうぞう)公式サイト・のざき正蔵の県まで届け!磐田の声

政治を考えるP-2
2003/05/12

全会一致が好き
どのような会合に出ても一般的に多くの人は「全会一致」が好きなようです。変にもめて人間関係にひびがが入るのが嫌だというのが大方の理由のようです。私自身会合の種類によっては、その方がよいと思うことがあります。「会議をする」ことにもその会議の性質・目的も異なるからです。例えば親睦や趣味を目的とするものと人を拘束するようなことを決める会議(議会)とは会議の性質は大きく違ってくると考えています。
「和をもって貴しとなす」
日本人が長い間全会一致信仰を持っている1つの理由として、聖徳太子が十七条憲法で「和をもって貴しとなす」と言っていることがあげられます。「和」はみんな仲よくやるということだから、全会一致で物を決めた方がいいじゃないかということになります。
「和をもって貴しとなす」という言葉のもとは、中国古典の5経4書といわれる中の礼記から発祥しているようです。聖徳太子は論語を研究した人のようですが、論語の中に「君子は和して同せず。少人は同じて和せず。」という言葉があります。また、17条憲法の最後には「十七に曰く、それ事は独り断ずべからず、必ず衆とともに論ずべし。小事はこれ軽ろうし、必ずしも衆とすべからす。ただ大なる事を論ずるにおよびては、もし失あらんことを疑う。故に衆とともに相弁ずれば、辞すなわち理を得む。」とあり、「独断はやめろ、大事は衆議をもって論ずれば理にかなう」という意味のことを言っています。聖徳太子の「和」の原理というのは、単なる全会一致を意味するものではないようです。
会議を考える
こんな言葉があります「会して議せず、議して決せず、決して行わず」これは、「集まっても議論すべきをせず、議論したとしても物事を決めれなかったり決定したのかしないのか曖昧な状態で終わらせたり、決定したとしてもそれを行わない、また協力しない」ということですが、あながちこういう事も多そうです。
温故知新
聖徳太子がこれをつくったころの日本国内は大きな葛藤・闘争ありました。蘇我・物部両豪族の争いから一部の豪族達の支配社会からの脱皮を図りました。以来、日本が国らしい国になったともいわれています。これを思うと聖徳太子の政治とは調和と統一への働きにあったともいえそうです。
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