静岡県議会議員 野崎正蔵(のざきしょうぞう)公式サイト・のざき正蔵の県まで届け!磐田の声

新年の所感
2006/01/01


孟子が生きた中国の戦国時代は、世紀末的な終末観が色濃く漂う乱世だったといいます。そんな中でも大いなる理想に燃え、仁義の御旗を掲げて王道政治を唱えたのが孟子だったそうです。

孟子の「尽心章句」の一節に、「孟子曰く、文王を待ちて而(しか)る後に興る者は、凡民なり。夫(か)の豪傑の士の若(ごと)きは、文王なしと雖(いえど)も猶興(なおおこ)る。」という言葉があります。

これは、「周の文王のような聖王の指導を待って始めて感奮興起するのは、凡庸な人民である。かの人並み外れた豪傑の士などは、文王の指導と強化がなくても、自ら独力で興起するものである。」という意味で、「猶興(ゆうこう)の士」などの言葉としてよく用いられます。

誰かが音頭を取らなければ立ち上がらなかったり、他人の褌で相撲を取るような事に対する戒め言葉でもあります。

ある本に、日本の歴史をみてみると、神武天皇の東征に率いられ大和の国を平定し、大和朝廷を開きました。その後は、地方豪族がそれぞれに自らの旗を立てだすと、その旗頭のもとに旗本なって大小名の部門政治が勃興し、源氏、北条、足利、そして織田、豊臣、徳川と続き武門政治の終わりには、錦の御旗に馳せ参じた明治維新が行なわれました。ある意味、日本はこの「文王を待って」興ってきたといえるのかも知れない。という事が書いてありました。

一年の始まりに当たって、自ら奮起し事に当たっていきたいと思います。

 一覧に戻る
Copyright(c) 2014 野崎正蔵 All Rights Reserved.